足裏トラブルのもと(あしゆび)とは・・・

 足裏のタコやかかとのガサガサ、外反母趾や巻き爪のトラブル

 これらの要因は主に三つ
 「一つ目は元々の“足型”、二つ目は“靴”、最後が“の筋力低下”です。
 足のトラブルを根本から解決するには、実はを動かす力をつけることが大事なのです。」

 には本来、体のバランスを取りながら、衝撃を上手に分散させる大事な役割があります。
 ですから“趾の力”が落ちると、足にさまざまなトラブルが起こります。

 「足裏のタコなど角質の厚みが増す原因の一つは、を動かす力の退化です。
 放っておくと、脚や骨盤、脊柱の配列のゆがみへつながり、やがて全身に影響を与える場合もあります。」

 私たちが生活する環境は、路面は舗装され、足は機能性の高いシューズで守られて快適になった反面、
 趾や足本来の機能を生かす場面が減り眠らせてしまっているのです。
 一般の人よりもむしろアスリートの趾の方が重症なことが多いのです。
 原因は整備された路面でランニングしたり、足の末端に気を配らずに大きな筋肉のトレーニングばかりしているからです。
 その結果、足のみならず身体の故障に絶えず悩まされている人が沢山います。

 身体ばかり気にかけて運動しても、趾は退化しているのが現状で、このままでは、将来私たちの身体は退化を続け、
 頭ばかりが発達し歪なバランスになっていくのでしょうか?

 私たちの身体は動くために創造されているはずです。それは、赤ちゃんの成長過程を見れば分かります。
 人間は、立って歩き始めるまでおよそ1年かかります。しかし、よちよち歩き始めるとたちまち、元気に走り回り、
 大人があとを追いかけるのに大変です。

 ここに縁のあった方は、「身体の不調を治したい」「もっと動けるようになりたい」「足の故障を治したい」など
 ご自分の身体に何か問題意識がある方ではないでしょうか?

 身体の基礎・土台である趾・足裏から見直して、疲労の回復が早く、障害の少ない身体を手に入れましょう!

 次回は、「趾は身体の“基礎”について」